IT技術者が不足しているわけじゃないのにいない理由

アイアンマンから

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【必見!】IT技術者が不足している本当の理由

2020年問題ともいわれるIT技術者不足を耳にすることが多くあります。 最近では採用へのハードルを下げているようで、年齢の上限を引き上げたり、外国籍の方を受け入れたりしているようです。また、基幹系システムの案件以外だけではなく、WEB製作、ソーシャル、ゲームなどでも人手不足のようです。

ではなぜIT技術者は不足しているのでしょうか。その理由としてはいくつか考えられます。

【理由1】WEB業界・IT市場の成長

1つ目はソーシャル、ゲームなど、どんどんITの分野が拡大しているということです。 WEBベースのサービスも増えてますし、 家電、衣服、メガネ、時計などの物もITと切り離せないものになってきました。 その結果としてIT技術者を求める場が大きく増えており、人材不足となっているのです。

【理由2】既存の技術者の高齢化・定年

2つ目は基幹システムを構築していた技術者が高齢化し、定年退職したという点です。 とくに最近問題になっている汎用機エンジニアの不足要員として考えられる理由です。 汎用機だけでなく、最近ではWebやゲームなどの制作に携わるエンジニアが若手の中では多いこともあり、基幹系システムエンジニアが減少している傾向にあるといえます。

【理由3】IT技術者の仕事へのネガティブなイメージ

3つ目はIT技術職に対して辛い・厳しいというネガティブなイメージが強いということです。 俗にいう3Kという印象がIT技術職にはある様です。 ITの走りだしの時期は、「かっこいい」「最先端」などの良いイメージがありましたが、 時代背景とともにイメージは悪化しています。 「3K」の定義は様々ですが、一般的に「きつい」「厳しい」「帰れない」と定義されています。 確かにエンジニアは「3K」の定義に当てはまる点もあります。 納期短縮やコスト削減される中で、期日までに製品を仕上げなければいけませんし、 システムに障害が発生すれば、帰れないこともあります。 その点がクローズアップされ、ネガティブなイメージが定着してしまったと考えられます。

【理由4】IT技術者の年収の低さ

情報源: 【なんで?】IT技術者が不足している本当の理由 | IT/Web系の起業家・フリーランスに贈る、すべらない起業論

IT技術者が不足しているだって??

まさか…そんなはずはない。IT技術者は、ランサーズでも見れば腐るほどいることは明らか。

なんでIT技術者が不足しているなんて言っているバカがいるのか。そう、答えは業界の構造とか、古いシステムと新しいシステムとか、いろいろ要因があると思うので、ここに書いてみる。

IT技術者不足の原因その1 化石システム

IT技術者の大半はどこにいるんだろー?

ずばり!20世紀に作られたシステムを動かしている。いまもそのシステムを運用したり、改修したりしている。

それは、銀行だったり、証券会社だったり、空港の管制システムだったり、携帯電話の課金のシステムだったり、そりゃーもー、何万人もの人が利用する巨大プロジェクトだ。

だいたいこの手のプロジェクトは、大手のSIerが受注していて、年間うん億とか、うん千万みたいな規模のものが多い。そして、このプロジェクトに参入している人は、給料が日本で一番高い。

これらのシステムには、大手のSIerのチームの中に、2次請け、3次請け、4次請け…という感じで、巨大ピラミッド構造をなしている。上のほうの会社に行けば行くほど管理業務や設計が中心になり、下に行くほど開発やテストが濃くなる。そして下に行くほど給料は安くなる。

この一番下(開発やテストが濃くなるところ)だけが、新人がプログラマとして成長できるフィールドだ。しかし、最初に一番下に入らないと、その現場で使っているシステムの肝となる技術の習得がおろそかなまま、管理業務が中心となり、5年もすると(新卒で入って27歳くらいになると)、もうプログラムなんかできなくなる。

なので、プログラマやシステムエンジニアの大半(だいたい50%)は、もうプログラムなんかできない人たちだ。それらの人たちの仕事が無くならないようにこの業界はできているので、一番末端にしわ寄せが行く。

IT技術者不足の原因その2 薄給や悪いイメージ

だいたいプログラマは薄給で残業ばかりというのは、その1で書いたように、人材のピラミッド構造に無茶があるからなのだが、そういうのは世間は知らない。というか見ないふりをしている。なぜならそれで日本が平和に回ってしまっているからだ。この構造は、ITバブル崩壊以前にはもう確立されていて、日本には「普及している糞システム」がごろごろしているが、みんなバグが無いのをいいことに、管理料をふんだくってのうのうと過ごしている。

IT技術者不足の原因その3 過剰な期待、過剰参入

「ホームページを作ればなんとかなりませんか?」とか「システム開発するんだからうん百万は経費が減るんでしょ?」とか、プログラマやシステムエンジニアに対する期待は、MicrosoftやFacebook、Twitterなんかが儲かったり、資金調達するたびに増していく。

個人的には、現実世界で無理なものは仮想世界でも無理だと思っています。(スケールメリットはあるけど)

そして、なぜかその期待とは逆に、受注金額は年々下がっていく。それは、にわかプログラマ(ここでは、PHPくらいは使えるけど、全部を作っていくのは無理な人)や、Dreamweaverでホームページを作るデザイナーによる業務領域の重複が原因だ。

そうして、プログラマで生計を立てたいと思っても、大きいシステム開発を受注しないといけなくなり、最終的には資金繰りができなくてやめてしまう。

IT技術者がいない!不足している!と思っている方

世間では、IT技術者は不足しているかもしれませんが、今からプログラマーを雇い入れ、自分の会社”だけ”は大丈夫な状況にしたいと思っていらっしゃる方、ぜひとも以下の3つのポイントをもう一度見直してみましょう!

  1. 今、実際問題、雇用できていない会社は、単純にお給料が安いだけです。お給料をもう5万円アップしましょう。(一般職の1.5倍から2倍くらいが相場かと思います。)
    基本給のアップが難しいようでしたら、技術者特別手当てを設定しましょう。
  2. システムエンジニアは変わり者が多いです。そのため、大きいフロアの真ん中ではなく、隅っこに部署を設置しましょう。人通りの少ない、静かなところが最適です。パーティションが個室のように仕切られており、自分が望むとき以外に人と会うことがないようにできれば最適です。
  3. システム開発がわからない人を上司にしないようにしましょう。もし、自社に適任者がいない場合は、肩書きだけの役職として、仕事の口を出させないようにしましょう。今やらせている仕事の、締め切りと進捗を確認し、適切な予算を投入するだけが望ましいです。

この3つを変えて、求人情報に掲載するだけで、たぶん4,5人は面接までいくんじゃないかなと思います。やってみてください!

システムエンジニアをせっかく雇用しても定着しないんだよねという会社の方々

もう少し詳しく考えたいという方、マズローの欲求5段階説を思い出してみてください。システムエンジニアも人です。マズローの説は、万人に適用できるツールですので、きちんと検討するにあたっての土台となります。

お給料が足りない!というのは、一番最下層の物質的欲求になります。そのため、最低限の”技術職としての賃金”が求められます。大手をベースに考えるならば、NTTコムウェアとか日立システムズとか日本ユニシスを参考にしてください。

システムエンジニアを雇用しても定着しないという会社は、まずは所属欲求を満たしてあげられていない可能性があります。あなた方とシステムエンジニアの考え方が違う場合に所属欲求が満たされない(ようするに、システム部と業務部門とが対立してしまう)場合があります。

システムエンジニアは合理性で判断します。例えば、みなさんが毎日やっている承認フローに面倒な手続きが多ければ、簡素化・合理化したいと考えます。しかし、「慣例だ」とか「これくらいどこも当然だ」と言って取り合わなければ、システムエンジニアは自然とその組織を去っていくでしょう。なぜ多いのか、なぜこの手続は減らしてはいけないかを説明する必要がありますし、または簡素化の意見に耳を傾けて、「自分はこの組織の役にたっている」と納得する必要があります。そして最終的には承認されたと感じるのです。

ここまでの流れはなにもシステムエンジニアに限った話しではなく、どこにでもある話しです。しかし、システムエンジニアが組織内で孤立する、あるいはシステム部門を売上の無いお荷物部門扱いするという状況は、結構頻繁に起こっているのではないでしょうか。システム部門に「とにかくやれ」とか「急いでやれ」とか言うだけの部門長(システムについて知らない人)は結構多いものです。

システムエンジニアが定着しない会社のみなさん、

  1. マズローの欲求5段解説をまずは考えましょう。給与は安すぎませんか?事務職と同じではありませんか?システムエンジニアが組織内で孤立していませんか?システム部門をお荷物扱いする風潮がありませんか?
  2. システム部門の部門長は、組織全体の業務をすべて把握していて、費用対効果を考えられ、すべての意見に耳を傾け、会社にとって最良の仕事環境・業務方法を検討できる人でなければなりません。部門長に会社内で最も優秀な人を配置してはいかがでしょうか。

今からプログラマorシステムエンジニアになりたいんだけどという人たちへ

まず私がみなさんに言いたいことは、「本当にプログラマorシステムエンジニアになりたいか?」ということです。

世の中に新しいサービスを生み出したい!と思っている人。あなたが1人でやるならそれでもいいですが、何人かでやる場合は、その中の1人が作ればいいのでは?スモールスタートだったら、それで十分です。あなたはプログラミングを知らなくていいと思います。

システムエンジニアになりたい人!

※厳密にプログラマもシステムエンジニアも違いはないのですが、大きいシステムを動かす、社会にとって無くてはならない人材になりたい人!

まず、入社するのは、100人以内の会社がいいです。会社は主に出向がメインのところがいいと思います。この会社は4年で退職しましょう。給与は20〜25万くらいが一般的です。

この会社で、上から下まで、システム開発のすべてを見て、盗みましょう。そしていろいろなシステム開発のノウハウ本を読み、自分の環境と照らしあわせて、ここの現場はここがいいけどここがダメというリストを自分で作りましょう。現在考えうる最も最高の開発環境、開発手法、方式、ルール、勤務体系に至るまで、自分が作れる理想の職場環境を考えましょう。

次の会社は上場企業がいいです。この会社は30歳になったら辞めます。ここでは金銭感覚を身につけましょう。自分がこれから作るシステムの価格、このくらいのものを作るのに、これくらいのチーム、人数、カネがかかるのかと。中心のチームの技術力は自分と比べてどれくらい上か、下なのか。尖った分野はどういうものがあるのか。例えばOracle製品に詳しいオラクルマスターは、これから自分が開発していくチームには必要か(NoSQLを使うなら、オラクルマスターは不要になるでしょう)。

最後に、年収が高く、自分が主体になって開発をさせてくれそうなベンチャー企業に入りましょう。ベンチャーと言っても、なんか最近話題になっているアプリとかサービスからだいたいでいいです。

そこからは、その組織に残るのか、それとも自分で組織を作るために起業するのか考える必要があります。

プログラマになりたい人!

あなたが今から進んでいく道は、一番先頭を走っている人はもうすでに数100km先を進んでいる、この世の中の科学技術の最先端を走っています。その人達に追いつくことはできないかもしれませんが、その人達が何をして、次にどういう技術を創りだそうとしていくのか考える必要があります。

まずは英語を勉強しましょう。

次に、インターネットの情報だけで、パソコンを1台作りましょう。そして、自分のホームページをHTMLから作り、そのパソコンにアップロードし、自宅のサーバーで自分のホームページを公開しましょう。

GitとQiitaにアカウントを作りましょう。

海外の記事を翻訳しながら自分のホームページでアフィリエイト収入を目指しましょう。プログラムはとりあえず独学で翻訳をしながらやっていきましょう。

そして、HTMLとCSS、Javascriptができるようになったら、クラウドワークスかランサーズでばりばり受注しましょう。安くても構いません。

30件くらい受注したら、そのうち1社くらいからは、ときどきやってほしいと言われると思います。

絶対に気をつけないといけないのは、1ヶ月以上かかりそうな仕事は請け負わないこと!1ヶ月で30万以上稼ぐために必要な知識を次々と獲得すること。

1ヶ月に1回以上、OSSコミュニティに対して、なんらかしらのリクエストや、そのOSSに対して協力した結果をコミットしていきましょう。

そして、誰かが馬鹿なことを言い始めて、狂ってると思ったプロジェクトに片足以上つっこみましょう。

例えば、誰も身元がわからないサーバーを作れないかな?とか、中心で処理しないでP2Pみたいなメッシュ系の仕組みでポイントプログラムができないかな?とかです(これはTorとかビットコインのことです)。

だいたい海外のアホな子たちは、そういう奇抜な提案に対して、いいねやろうぜ!が大好きです。例えば、学校内のかわいこちゃんたちの写真をみんなが投稿してくれるサービス作ろうとか(Facebook)。

そういうのをこなしているうちに、30代に入ったら、きっと何冊か書籍も書いて、立派なプログラマになっていると思います!

さいごに

ちょっと前までは、デザイナーがWebの仕事をやっていたのに、今ではWixとかが出てきて、ぜんぜん仕事がなくなってきたように、そろそろシステム開発が必要のない時代が来るのではないかと私は思っています。

しかし、そのシステムを作るのは結局だれかプログラマなわけなので、当分仕事はありそうです。

あとは空中分解寸前のプロジェクトがいくつもある日本には、まだまだ大チャンスが残っていると思いました!

IT技術者、ものづくりが大好きな私としては、とっても素敵な職業だと思っています。

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