北朝鮮が弾道ミサイル発射、同国内陸部に落ち失敗のもよう

[ソウル/東京 29日 ロイター] – 国際的な孤立を深める北朝鮮は29日、平壌の北方から1発の弾道ミサイルを発射したが、発射は失敗に終わったもようだと韓国軍が明らかにした。聯合ニュースは、発射直後に爆発したとの見方を伝えた。

国連安保理は28日、北朝鮮問題を巡り閣僚級会合を開催。議長を務めたティラーソン米国務長官は、北朝鮮のミサイル・核開発を抑制しなければ「破滅的な結果」を招くと訴えていた。

また、首相官邸で同日会見した菅義偉官房長官は、北朝鮮が同日午前5時半ごろ、1発の弾道ミサイルを発射し、約50キロ離れた北朝鮮内陸部に落下したもようだと明らかにした。

菅長官によると、英国訪問中の安倍晋三首相に直ちに報告し、安倍首相からは1)情報収集、分析に全力を挙げ、国民に対し、迅速・的確な情報提供を行う、2)航空機、船舶等の安全確認を徹底する、3)不測の事態に備え、万全の態勢を取る──の3項目の指示があった。

菅長官は、北朝鮮の弾道ミサイル発射があったとすれば、国連安保理決議などへの明白な違反であり、たび重なる北朝鮮の挑発行為は断じて容認できず、厳重に抗議を行ったと述べた。

また、稲田朋美防衛相も同日午前、この問題で情報収集、分析を行い、北朝鮮に対する警戒、監視を強めて行く方針を示した。