あなたの周りの「なるべく早く」で発注してくる人を減らそう!

“なるべく早く”っていうのはいつまでか

“なるべく早く”

通称”なるはや”である。

ある仕事を行うときのマイルストーンが、制作者の努力の範囲内でできるだけ早く訪れるように発注するときに使われる言葉である。

Weblioの類義語辞典では「できるだけ早く」という意味で扱われている。

至急 大至急 大急ぎで 一刻も早く 可及的速やか 可及的速やかに ASAP 速急に 急ぎで 早急に できるだけ早く できる限り早く できるだけ早めに できるだけ早くに 急ピッチで 早く・ 迅速に 速やかに 超特急で なるはやで 全速力で 直ちに 早期に 取り急ぎ

引用元:Weblio類義語辞典「できるだけ早く」

できないリーダーはこんな「指示」を出している

「Cさん、新製品のアンケートをまとめた報告書。あれ今日中に頼む。そうだ!20日締めの請求書の発行処理、30件ぐらいあったか?あれも早急に。それから来週の会議資料を送っておいて。会議の後の親睦会の店、8名で予約しておいて。飲み放題で料理はセット。税込で5000円以下。時間は19時ぐらいからかな」

引用元:デキるリーダーの「指示」の出し方 http://next.rikunabi.com/journal/entry/20170121_M

引用元ではデキるリーダーとの対比でできないリーダーについても記載されている。その”できない”リーダーが語った指示の内容を見て欲しい!!みごとな”なるはや”指示ではないか!!

そう、できない発注者は、”なるはや”以外の指示を出すことができないのだ。

なぜ”なるはや”以外に指示できないのか

なるはや

私が観測済みの”なるはや”は2種類しかない

I am GOD!吾輩は神であるタイプ

それは、自分の余裕、スケジュール、相手との兼ね合いなど、万物の法則のすべてを超越して、自分が神になることを意味している。

「私が頼んだモノはすべての優先順位が最高」

と公言していることに他ならない。

1ミリも理解できない。しかし勉強はしたくない。無学タイプ。

神のまったくの正反対の発注者はこのパターン。

例えばデザインだったり、システム制作だったり、高度な技術が必要だが目には見えない技術について、一歩も譲歩せずに最短の納品を要求してくるパターンだ。

こちらのタイプの決め台詞は、「一度見てみないとわからない」であり、中間成果物をOKと言っても、最終成果物を見た後に一から再制作を依頼してくる。

指示が”なるはや”になる人の症状

指示がなるはやになってしまうということは、いくつかの症状が併発している可能性が高い。

この人、すべての指示がなるはやだなーと感じたら、その人は下のような症状を発症しているはずだ。

  • 自分の時間価値とあなたの時間価値をイコールとして見ることができていない。自分は時給3000円でも安いと思っているのに、あなたには時給800円払うことすら高いと感じているのだ。神タイプ、無学タイプのどちらにも共通して発症する。
  • あなたの仕事時間は、お客様によって柔軟に変わるべきだと考えている。自分は18時にはきっちり上がろうとしているのに、あなたは18時から翌朝9時までの時間を利用することがおおいに望ましいと考えているのだ。どちらかというと神タイプに多い。
  • あなたが作ろうとしているものは、自分が作ろうとしているものとイコールであると感じることができない。不感症の人間。これは無学タイプに多い。

これらの症状を見ていくとすぐにわかるのだが、神タイプも無学タイプも、私たち作り手のことを1ミリも考えていない、もしくは考えることを放棄している人たちなのだ。

どうやったら”なるはや”を回避できるか

「他の仕事が立て込んでいる」と伝える

なるはやでと言われたとき、「他の仕事が立て込んでいまして」と相手に伝えよう。その上で、「差し込んで作業していきたいと思いますので、いつまでならギリギリ間に合いますか?」と聞こう。

この

「ギリギリ間に合いますか?」

は相手にとっての究極のパワーワードだ!!

まずは、自分のこと、ひいてはあなたのことを考えてもらおう!!

このセリフによって、まずは自分は忙しい身であることを相手に受け取ってもらえる。次に、忙しいところをがんばって対応しましたと、納品時に言うことができるのだ!!素晴らしい!いつもと同じなのに加点された!!

「追加料金をいただいてもよろしいですか?」と伝える

例えば、Amazonでお急ぎ便は、通常ユーザーにとっては有料だ。しかし、あなたはお急ぎ仕事をこなしても無料だ。おかしくはないだろうか。

もし「いつまでならギリギリ間に合いますか?」と聞いても「本当にできるだけ早くお願いしたい」といわれた場合、「わかりました。今やっている他のお客様にお値引きしてスケジュールを後ろにずらしてもらいますので、その分の追加料金をいただいてもよろしいですか?」と伝えよう。

これは正当な手続きによる交渉だ。

お金がからんでくると、”なるはや”は急速にしぼんでいく。「いくらになりますか?」と聞かれたら、「ご注文いただいた作業は3日くらいかかると思います。先方の案件の受注金額のX割り引きを考えると、5万円くらいです。」と伝えよう。

※ここの金額は、あなたの3日間がどれくらいの価値があるのかを相手に伝えるための金額だ。容易に下げてはいけない。

これで”なるはや”に価値が産まれた!!!そして、この時点で”なるはや”には期日が設定されたのだ!!他のお客様との利害調整もばっちりお金が解決してくれる。これが本来の仕事というものではないだろうか!

素晴らしい!!

まとめ”なるはや”に負けるな!

結論として、”なるはや”なんていう仕事はこの世にはない。”なるはや”と言ってくるお客さんを1人ずつ納得してもらいながら、”なるはや”をなくしていこう。スケジュール・技術・お金・将来を考えれば、今からはじめるしかないはずだ!!

急がば回れ!

今日から「なるはや卒業」を始めよう!!

みんなの将来に幸あれ!

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